昭和の役者さん

幾つか中断されたままの下書き記事があって、消すか書き上げるか読み直してたのね。

随分昔の記事に、「昭和の役者」に関するものがあった。昭和のどっしりした骨太で破天荒な役者になりたいと岡田氏が言ったのか、具体的な言葉はもうよく覚えてないんだけど。

なんかね、めちゃくちゃ怒ってた。私。何をそんなに…と自分で思う程に。書いている時は冷静なつもりだったんだけどな。


昭和の役者さんといって皆が連想し、かつ岡田が名前を挙げていたのは高倉健とか緒形拳とか。でもそれは年齢と経験を重ねた最終的な彼らが素晴らしいのであって、今三十代の岡田がそこを意識すんのはちゃうんちゃうん!てなことをぶつぶつ書いております。

高倉健は34才で網走番外地シリーズを、35才で昭和残侠伝シリーズを始めています。因みにこんな感じ。
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緒形拳35才は必殺仕掛け人です。勝新太郎は既に座頭市です。その頃の彼らが役者としてどういう立ち位置だったか?今の三十代俳優でいうなら誰だったのか?わからないのでなんとも言えません。わからないけれど、今の時代に求められている三十代とは違うでしょう。演劇界は広く、人材は腐るほどあり、チャンスのないまま埋もれて終わる役者さんは山盛りいるでしょう。個性は千差万別、岡田君のいう昔ながらの役者さんも絶対いる。

では何故彼らは世に出ないのか?→需要がないからです。

ということをつらつら書き、つまり岡田目を覚ませよ!と訴えたかったようです。目指す方向違ってるよ!と。



あと、岡田、理想とする「昭和の役者」に川谷拓三入ってるか?入ってないだろう!いいじゃんか川谷拓三だって!川谷拓三目指せよ!と憤っております当時の私。ごめんなさい、川谷拓三の息子さん(仁科貴)が昔大好きだったんだよ…。

いやでもいいんじゃない川谷拓三。あと田中邦衛
笑いも出来て。主役も脇役も、悪役も素朴な役も出来るし。…まあ確かに美形な川谷拓三はちょっと違うかもしれないけれど。


というか岡田、今もこの手の役者アピールしてるんでしょうか。最近ほんと岡田情報に触れていないのでよくわからないです。岡田の中でブームは去ってますか?去っていたなら幸いです。そしてその場合、今更こんな話題に触れたことを冷たくスルーして下さい。


ところでさ、なんか「岡田君」も「岡田」もましてや「准くん」「准」もどれもしっくりこないのね。なんと呼べばいいのか…。悩んでいます。